2年連れ添った私の相棒、XF10-24mm

 


このブログができたてホヤホヤの時期にXF10-24mmについてレビューを書いていたのですが
今読み返して見るとこれが酷い酷い。まさに若気の至りというやつです

そんなわけで既に買ってから2年以上経つこともあり、もう一度書いてみようかなと思ったわけですが
書いていることは二年前の記事から何も成長していません。残念ながら

ですがこの二年間で傍若無人にあらゆる場所に持ち込み、無理に使いまくった経験がありますので
そうしたものを文字に起こしていこうかと思います。参考程度に写真もどうぞ

簡単に概要

今更ですが簡単にレンズのことをご紹介
・10-24mmでF4通しの超広角レンズ、つまり換算15-36mm。
・対抗馬はSamyang12mmやツァイス12mmなど。今現在XF10-24mmは新品最安83,000円
・インナーフォーカス、絞り羽根7枚、撮影倍率換算約0.24倍、手ぶれ補正あり、重量410g、フィルター径72mm
・非防滴防塵、絞り値表記なし、フードがはめにくい

簡単に書くとこんな感じです

いいところまで来ているのにあと一歩届かないスペックだなという印象が強い。手ぶれ補正も公称3段ですが実際には2.5段分しかないようです。広角なんでそこまで手ぶれ補正がいるかといわれると微妙なところですが
それよりも絞り値の記載がないのがかなり痛手です。カメラを起動しなくても設定を確認することができることが富士フィルムの強みでもあるので魅力が半減しちゃっていることも事実

全てを写す広がり

このレンズ最大の特徴です。このレンズを買う人のほとんどが「建物や自然」が撮りたくて購入したのではないかと思います
特に海外ではスケールが大きすぎて超広角でないと収まりきらないなんて被写体も数多くあると思います
実際に撮影してみると他の画角とはまったく異なる、異次元の広さが目の前に広がります。この広さはそこらのスマホや自分の目ですらたどり着けない恩恵の一つですのでこれだけで買う価値が感じられます

上を見上げて、下を見つめて

広角を活かしてあらゆる方向を見てみるとこのレンズのことがより理解できると思います。上を見れば魚眼のような広がり、下を見れば目の前に感じる臨場感を得られるのでいつもとは違う視点で写真を演出できるかもしれません

個人的には下を撮影するほうが好みです。広角の臨場感を考えればの話ですが

屋内、最強。

このレンズの真価は外ではなく内側にあると勝手に私は思っています。限られたスペースであまりある屋内の広さを表現するのは超広角でないと厳しいです。立ち寄ったカフェや旅行先で見つけた教会、または仕事で室内を紹介するためになどありとあらゆる用途に使える多芸さを感じます

そこそこ寄れる

私が所有しているレンズの多くがよれないレンズなので尚更なのかもしれませんがかなり寄れますこのレンズ。最短撮影距離は24cmと聞くとう~ん?となるかもしれませんが使っているといけるやん!て感じる距離感です。なんて抽象的

角を撮る

広角レンズならではの撮り方「角撮り」。将棋や囲碁の話ではありませんが奥行きや立体感を演出できるお手軽な撮り方ですね。広く大胆に演出したいなら10mm側がありがたいです

スナップもいける

10-24mmという焦点距離もありテレ側を使ってのスナップもバシバシいけます。F4通しということもありピントをあまり気にしなくてもいいのが強みかもしれません。実際の所、スナップ向きの大きさではありませんがワイド側で風景・建物を写して、テレ側で日常生活をスナップするといったことを一手に担う便利なレンズなので旅行向きであるとも言えます

万能ゆえに

ハッキリと書くと万能故に尖るところは特にないです。画質は普通だしAFも普通、逆光耐性が特段あるわけではないし四隅はかなーり微妙。撮影の仕方によってはただだだっ広く写しただけの記録写真、何を写しているのかも不明確なものを量産してしまうレンズでもあります
そもそも風景写真とかはそんなもんなので気にする必要はありませんが値段を考えてこれから撮影していくであろうチャンスを考えると頼りなさを感じてしまうかもしれません。というか高いよ

XF8-16mmを見据えて

今現在ではまだXF8-16mmは発売していませんがもう少しのところまで来ているのは確かです。
この発売するかどうかの微妙な時期にXF10-24mmに手を出すべきかどうかで非常に迷われるかと思います

なので今現在予想されているスペックを考えて両者を対比させてみましょう
・XF8-16mmはモックアップを見る限りXF16-55mmほどの大きさかもしれない
・「XF8-16mm F2.8 R LM WR」ということで絞り値あり、高速AF、防滴防塵が予想される
・新コーティング採用の噂があり、逆光・フレアは改善の予兆あり
・8-16なので前玉が出ているデザイン、手ぶれ補正はおそらくなし
・10万超えは確実、おそらくは13~15万になるかも

現在ではこんなものかと思います

より広角、より高画質で撮影したい人やX-H1を所持していて心置きなく撮影したい人に適しているのがXF8-16mmかなと個人的には考えています
その他だと…星空撮影かな?ただ、少し絞る人が多いと思うのでそこまで明るさの恩恵が受けられるかは不明
何よりネックなのがその大きさ。軽さも重要ですがガチ撮影の人以外は他のレンズと併用しながら使うのは少々面倒くさそうではある

また発売されたらその時考えましょうか

作例集

2年以上を共に駆け巡ったXF10-24mm作例集です。現像してますので参考程度に御覧ください

まとめ

くどい作例も終わりましたので最後のまとめです
・万能で凄い画角だけど値段とあと一歩さを考えて購入しよう
・撮る目標が定まらないと味っけない写真を連発してしまうかも
・それでも唯一無二

以上。

さいごに

二年連れ添ったのに悪いことばっか書いてたような気もしますがこれも愛ゆえですね。
本当にくそったれでしたら二年経つ前に売り払ってますから。僕が他の広角レンズ知らなだけかもしれないですけど

これからどうなるかわかりませんがまだまだ腐れ縁は続く気がします。頑張るぞ

エゾギク
エゾギク

それでもお前が好きやねん

“2年連れ添った私の相棒、XF10-24mm” への1件のコメント

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