これ以上は望めない。FUJIFILM “GFX100SⅡ”レビュー

これ以上は望めない。

FUJIFILM “GFX100SⅡ” レビュー

GFX50Siiの購入から2年が経過し中判に対する理解と愛情が深まると共に、受け入れられないことも増えていきました

取り回し、AF、動画。GFX50Siiは特にAFにおける問題が大きく、プライペートで使うこと以上に仕事で撮影していて写真を掴みきれていないことが多く乗り換えを検討していました。そんな最中、100Sの後継機が発表されることとなりこの度GFX100Siiを購入することとなりました

ここでは個人的に感じた点を主にGFX50Siiユーザーからの視点としてファーストインプレッションを書き連ねていこうと思います

FUJIFILM “GFX100Sii”

GFX100Siiの見た目は今までのシリーズと大きな違いはなく、表面に日本古来から続く毘沙門柄を採用した「BISHAMON-TEX」が見た目の上で一番大きな違いになっております。それ以外の大きな変更はないです

軍幹部は今までと同じように肩液晶が搭載されていて好みは分かれてくるところ。私は肩液晶不要派なのでダイアルにして欲しいですが今回の肩液晶は今までと少し違い、カメラ情報だけではなくヒストグラムの表示が可能になっているということです

正直使い所はあまりないのでだからなんなんだという話にもなりそうですが少しでもかっこいい見た目で行きたいという要望には応えられるのではないかと思います

50Siiとの比較になりますがほとんど見た目、重量的にも変わりはないのでそのままの同じ運用が可能です。ある意味楽とも言えますしある意味面白みがないとも言えます

Example

簡単にテストシューティングをしてきましたので参考程度に見ていただけたら思います。やはり一億画素から出されるその絵には立体感以上に生っぽい空気感が内包されているように見えます

驚くべきはそのトリミング耐性。下の写真のようにこれだけ切り抜いても写真として破綻なく使用できるのが恐ろしいところです。中判はどうしても望遠側となるとレンズが大きく高くなってしまいますのでこうして気軽に切り抜けるのは中判の懐故かなと思います