全ては写真と動画のために。iPhone15Proを購入しました

初めてiPhoneを知ったのは高校1年生の頃。当時iPhone4を持つ友人が周りに増え始めており国産スマホが中心だった状況に林檎の影が沁み込み始めていた時期でした

一方私はといえば全くApple製品を通らず、Windowsを使ってスマホはAndroid、音楽を聴くときはWalkmanという生き方をしてきたので(仕事で一瞬使ったりはしましたが)一生Apple製品を購入して所持することはないと思っていました

でもね、今手元にはこれがあります。そう、iPhone15です。しかもPro。

スマホなんてゲームとかしないし格安のAndroidで良いと思っていたんです。でも海外でPixelが壊れてXperiaAceⅢを購入して使っていましたがそこである意味人生が変わることになりました

あまりにもXperiaが色々酷すぎてスマホというもの自体を考えるようになり、写真撮りとしてもこの社会を生きる一人の人間としても良いスマホを買うべきだという考えに変わりました

そこで考えた結果、写真と動画が綺麗に撮れるのは当たり前としてそれを補うソフト、アプリが充実しているOSは何かと考えた時にベストと言えるのがiPhone15proでした

About
iPhone15 Pro

About
Accessary

Good Point

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バランス

質感とサイズのバランス

まず目に入るのは見た目の部分。iPhone15からはチタンが採用され、軽く丈夫に高級感が出るという進化を遂げました。それがこんなにコンパクトなボディに収まるのだから何よりもまずバランスがいいという言葉が出てしまう機種です

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周辺機器

周辺機器とケースが豊富

Androidだった自分には当たり前のことですが何やら15から忌まわしきLightningからUSB-Cになった模様です。USB-Cになったのでマイクや充電器などありとあらゆるデバイスの選択肢が膨大に増えました。そして流石はiPhone、Androidでは考えられない数のケースが選べるのがまずファッション面で見ても嬉しい

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映像

写真と動画が優秀

かなり酷な要求であることは理解していますが私はこのiPhone15ProをリコーのGR、そしてDJIのOsmo Pocketを兼ね備えたデバイスとして迎え入れました。実際どちらも利便性、性能など届かないものの常に持っている「スマホ」という中にこれだけの性能を持てることに機会損失を失わないというメリットがあります

スチルでは正直全く及びませんが動画性能に置いては特記すべき性能を持っているのでスチルのためにわざわざGRを持つよりもよっぽど良いように思えています。問題としてはスマホ用のジンバルで小型高性能なものがあればということですが今後に期待します

Weak Point

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シャッター音が大きすぎる

日本でのiPhoneで一番の障壁として立ち塞がるのがシャッター音の大きさです。一昔前の一眼レフだってここまでのシャッター音はしません。国会議事堂前でシャッターを切ったら取り押さえされるレベルです。完全に音を失くすには海外で購入するか無音カメラなどのアプリを使うしかないですがアプリだと本来のカメラ性能が引き出せないのでアウトです。というかアプリで抑制できるレベルなら元々音出せる設定にするなよ

だからといって対抗策がないわけではありません。原始的な手段ですがアクセシビリティのオーディオ/ビジュアルからバランスを完全に左側に傾けることで音量バランスの偏りが生まれるのでシャッターを切る時にiPhone右下の音が出るところを指で塞ぐだけでかなり音が小さくなります。デメリットとしては音楽を聴く際などに音の偏りが出てしまうので設定を戻さなければならないことです。早くこのクソ仕様が終わることを祈っています

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比較

Androidよりも弱いところも

何でも最強のiPhoneかと思いきや使っていて少し微妙に感じることも何点かあります

主にアプリ面での問題が多くてまず初めにフリック入力と絵文字問題です。問題というほどではないんですがiPhoneはAndroidよりかなりしっかりとフリックしないと文字が反映されない部分がありAndroidの方がより軽快にフリックができたこともあり少し誤字も増えています。そして絵文字ですがiOSのスライムくんは単純に可愛くありません。Androidも昔のスライムくんに比べて不細工になりましたがそれより更にiOSのスライムは不細工です、もはやヘドロです

そしてアプリについてですが基本的にはiOS向けの方が良いアプリが揃っているのですが漫画や動画を見るアプリや広告ブロックのアプリなどは圧倒的にAndroidの方が優れていました。そして同じアプリであっても違うことがあり、Chromeなんかは表示が異なることに加えてタブグループ機能などが搭載されていないこともあり使い勝手はかなり違うので同じアプリであっても今まで通りとはいかないようです

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疲弊

セキュリティの強さ故に

iPhoneはそのセキュリティの強さには定評がありますが強すぎるゆえにめんどくさい側面もあります。Androidではパターン入力など様々なセキュリティ解除パターンがるのですがiPhoneは顔認証かPIN入力です。そしてすぐにセキュリティ要求がされるのでまた顔認証か、また文字打ち込むのか…と多少疲弊してしまいます。でもセキュリティのためならば仕方ない…のか

Photo

それではようやくメインコンテンツの話、写真についてです。下にある写真が所謂撮って出しの何も触っていない写真になります。最初に結論から言うとiPhoneのスチルは正直普通すぎるほど普通です。よくありがちな陰影もなく強弱がハッキリしないのペーっとした絵です。写真だけの話をするのであればこれより良い絵を出すAndroid機種は沢山あると思います

一応RAWでも撮ることはできますがよほど厳しい状況での撮影じゃない限りはRAWで撮る必要はあまりないと思います。でも争点はそこではなく私にとって重要なのがここからどれぐらい弄れるのか、ということです。つまりiOSにしかない加工/編集アプリの登場です

Dazz or Liit

iPhoneを使うのであれば知っておきたいのがDazzとLiit。どちらも写真に関するアプリでよく両方同時に語られることが多いのですが明確に違うので特徴を比較しながら書いていきます

このようにカメラアプリと編集アプリといったように明確にその使い方は異なります。どちらもフィルムを再現したような写真にできるということは共通しているのですが大きく異なるのが元データの違いです

Dazzの場合、Dazzで撮影すればそのままフィルムのようになるので後に加工をする手間がないのですが元データがフィルムに加工されたものしか残らないので撮影後にこういう色味にしたかったということになるともう変更ができないので取り返しがつかない側面があります

その一方でLiitはiPhoneの普通のカメラで撮影した後に編集ができるので編集の手間はかかりますが元データが残るのでやり直しもしっかりとした記憶としても残るので私はどちらのアプリにも課金しましたが専らLiitしか使っていません

Liit

私おすすめのLiitですが様々な色味を乗せたりフレームを変えたりということができるので組み合わせは無限大です。個人的におすすめのプリセットは【FIM,KD10,GRP+ ,GRN,CRV2】などが使いやすくて魅力的な色味です。

先ほど上で掲載した写真も何枚か掲載していますがかなり変わっているので是非比較して見て頂けれたらと思います。1枚の編集時間は1分かかってないのにここまで魅力的にできるのでiPhoneのスチルはLiitと共に完成したといって過言ではないでしょう

Lightroom or Darkroom

余談ではありますがLiitに似たものとしてLightroomとDarkroomというものがあります。正確にいうのであればLiitよりも編集に特化したものになります。PCでもお馴染みのLightroomモバイル版とDarkroomですが両者の違いも軽く書いておくことにしましょう

どちらも編集もしながらプリセットを載せられるということは同じで、現時点だとPC版と同期ができる強みがあるLightroomを使う人が多いと思いますがデータをいじる側面で言うとDarkroomの方が圧倒的に使いやすいです

とはいえスマホでというよりはiPadなどで編集されたい方用だとは思いますがDarkroomであればPC用の現像ソフトと変わらないレベルで弄れると思うので一度インストールしてみてトライしてみてください

Movie

動画についてですがもう書くことが多すぎて端的に言うことしかできませんが、iPhone15Proの動画は本当に素晴らしい出来になっています

デジタルズームなのにズームしても絵は綺麗なままですし手ぶれ補正もしっかりと効きますし何よりもApple ProResという写真で言うRAWを撮ることができ、これが線も細く非常に弄りやすくて綺麗なので動画として完璧でした

ただしデフォルトのカメラアプリだと詳細に設定することができないのでそんな方におすすめなのがBlackmagic Cameraです。焦点距離の切り替えの際に一度ブラックアウトしてしまうなどの仕様はありますがしっかりと作り込むことができるのでとりあえずインストールしましょう